ビットコインはインターネット上で全てのやり取りが出来る通貨なので、勿論実体が無い。ですが実体が無い通貨であるにも関わらずその価値は年々高まっています。そんなビットコインの価値について纏めてみました。
ビットコインは【金】と同じ?
法定通貨(日本円など)には誰が価値をつけているのか?
それは通貨の発行元と発行元に対する信用で成り立っています。法定通貨の発行元は政府、すなわち国です。通貨も元々はただの無価値な紙切れですがそこに国が価値を持たせるので⇒その国の経済力を信用する=通貨の信用に繋がります。
そのために国の情勢や経済が不安に陥り信用が失われると=通貨の価値が無くなる⇒通貨が無価値な紙切れに逆戻りする可能性もあるのです。法定通貨は経済のバランスを保つべく、都度発行量を増やしたり減らしたりして流通量を調節するので発行量に上限はありません。
ビットコインの場合はどうなのか?
ビットコインの価値は『金』に例えられます。そもそも金の価値は誰がつけているのか…?誰も価値を持たせていないし、つけていない。
人が遥か昔から「金には価値がある!」と信用していたからこそ、今日まで金に価値が生まれています。さらに重要なのが金は埋蔵量が限られている!希少だから滅多に手に入らない!ということです。金を欲しがる人は多いけれど、限りがあるからなかなか出回らない…需要が凄く多いのに対して供給がとても少ないのです。だから金の価値は下がりません。ビットコインが例えられるのは、この部分です。何故ならビットコインにも発行量が決まっているから!ビットコインはマイニングによる発行量が2,100万枚と決まっています。そして一定量のマイニングによる急激な枯渇を防ぐために半減期というシステムで発行量が調整されています。
出典:http://bicrements.com/lp/1/
2017年現在のビットコインの発行量については、ヒカルさんのブログがとても分かり易く纏まっていましたのでこちらに貼っておきます。
全て発行されたらどうなるのか?
http://webfor40.net/money/bitcoin#i-5より、一部引用させていただきました。
ずばりビットコインは、
総発行量:2,100万BTC
発行期限:2140年頃と決まっています。これ以降は発行されないプログラムになっています。
「新規発行されなければ、マイニングする人達もいなくなってしまうではないか!」と思うかもしれませんが、それもすでに想定済みです。新規発行終了後は、取引手数料がマイナー達の報酬にまわされるようプログラムされています。
⇒マイニングは出来ないけれど、ビットコインの取引は継続される
新規発行が無くなるだけで、これまでに流通しているビットコインがあるので取引はそのまま続きます。尚且つ、今後ビットコインがもっと認知され世の中に浸透すればビットコインを求める人が増える反面マイニングの難易度は上がっていくので需要>供給によってますますビットコインの価値は上がり、下がらないのではないかとも言われています。
ビットコインはまだまだ可能性を秘めた通貨でもあるのですね…!