今日は海外からニュースが飛び込んで来ました。
ブラジルの計画省(Ministry of Planning)が、uPortを使って公的文書とIDを承認するためのPoCに成功したという内容みたいです。だがしかしこの一文だけだと『どういうこと?』状態なので、ちょっと砕いていきたいと思います(・ω・)ノ
uPortとは?
まず、記事によると【Google翻訳使用】
省庁は、文書をアップロードして署名を承認するために、uPortのEthereumブロックチェーンを活用する可能性を検証しました。全般的にパイロットは、IDアプリケーションの使用により、公的機関に承認と署名のための合理化されたシステムへのアクセスを提供できることを示した。
※ここでのパイロット(pilot)というのは、社会実験・試験的なプログラムというのを表しているようです。
このuPortと呼ばれるものがカギになっているみたいですね(・ω・)
uPortはConsensus Systems社が開発を進めるイーサリアムのブロックチェーン技術をベースにしたIDシステム。アイデンティティをブロックチェーンに書きこむことによってWeb上で個人認証を行えるので様々なサービスやウォレットに自分を紐づけてそれらを管理出来るということらしいです。
通常、インターネット上で買い物したりFacebookなど個人を示すサービスを利用したい時には氏名・生年月日・住所などの個人情報を事前に登録しなければ使えません。
個人情報を持っているのは自分でも、インターネットで自分の個人情報が保存されるのはどこかのサーバー。そのサーバーが攻撃されて個人情報が流出してしまったり、知らないうちに個人情報が売買されている…なんて可能性も十分ありますよね。
uPortは自分の個人情報を完全に自己管理するということで、uPortを使えば個人情報を託すことなく様々なサービスや場面で個人の認証が可能になる…ということになるのでしょうか(・ω・)
何が凄いのか?
uPortは一旦置いて、PoCに成功ということでPoCは何なのでしょう…?
POC
【 Proof Of Concept 】 概念実証
出典:http://e-words.jp/w/POC.html
ざっくり捉えると
⇒uPortで公的文書とID承認のデモンストレーションに成功したよ!
と言っているのですね。
ここで何が凄いのか
①ブラジルの政府がブロックチェーン技術を使った初の!PoC実施
②国を挙げて積極的にブロックチェーン技術を取り入れようとしている
③PoCの成功によってuPortの実用性・活用性の広がりに一歩前進
という点だと思います。 ブラジル政府は、今後重要な公証文書の承認作業にブロックチェーン技術を活用したいようです。そのブロックチェーン技術がuPortになるようですね。
再び記事より【Google翻訳使用】
ブラジルのような革新的かつ先見的な政府がブロックチェーンの力を活用してリードしてくれたことを嬉しく思っています。分権化されたアイデンティティは、政府と市民の間のより強い信頼関係を構築するのに役立ちます。
このPoCは、公的に登録されたアイデンティティが、イーサリアムの強力な多様性を示す民間の政府のブロックチェーンとどのように連携できるかを示すため、特に重要です。最終的にはこれにより、計画省は市民にソフトウェアとサービスをより安全かつプライベートかつ効率的に利用できるようにし、ユーザーを自分のアイデンティティを管理することができます。
このニュースによって初めてuPortの存在を知りました…(・ω・)
調べたらまさかのビットコインニュースにも載っていました。
(uPortのアプリに関する情報みたいです)仮想通貨からの技術が国や未来のシステムを大きく変えつつある、改めて凄い。そしてこんなニュースが日々ほいほい飛び込んでくる仮想通貨界隈…やっぱり凄い。
これからも色んな仮想通貨のあれこれを見守っていきたいですね(・ω・)ノ