仮想通貨でよく出る単語を超要約してみた

こんにちは(・ω・)

仮想通貨もそうですが、仮想通貨で関わってくる単語はあまり聞き慣れない上に結構複雑だったりもするのでここではざっくりと仮想通貨でよく出てくる単語を要約してみました。かなりざっくりしているので『あぁ~こういう感じなのね』位に捉えて貰えればと思います。ここから興味が出てきたら、色々調べてみるのがオススメです(・ω・)ノ

単語はまだまだ追加していく予定。

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ビットコインの価値

ビットコインはインターネット上で全てのやり取りが出来る通貨なので、勿論実体が無い。ですが実体が無い通貨であるにも関わらずその価値は年々高まっています。そんなビットコインの価値について纏めてみました。

 

 

ビットコインは【金】と同じ?

法定通貨(日本円など)には誰が価値をつけているのか?

それは通貨の発行元発行元に対する信用で成り立っています。法定通貨の発行元は政府、すなわち国です。通貨も元々はただの無価値な紙切れですがそこに国が価値を持たせるので⇒その国の経済力を信用する=通貨の信用に繋がります。

そのために国の情勢や経済が不安に陥り信用が失われると=通貨の価値が無くなる⇒通貨が無価値な紙切れに逆戻りする可能性もあるのです。法定通貨は経済のバランスを保つべく、都度発行量を増やしたり減らしたりして流通量を調節するので発行量に上限はありません。

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ビットコインの場合はどうなのか?

ビットコインの価値は『金』に例えられます。そもそも金の価値は誰がつけているのか…?誰も価値を持たせていないし、つけていない。

人が遥か昔から「金には価値がある!」と信用していたからこそ、今日まで金に価値が生まれています。さらに重要なのが金は埋蔵量が限られている!希少だから滅多に手に入らない!ということです。金を欲しがる人は多いけれど、限りがあるからなかなか出回らない…需要が凄く多いのに対して供給がとても少ないのです。だから金の価値は下がりません。ビットコインが例えられるのは、この部分です。何故ならビットコインにも発行量が決まっているから!ビットコインはマイニングによる発行量が2,100万枚と決まっています。そして一定量のマイニングによる急激な枯渇を防ぐために半減期というシステムで発行量が調整されています。

http://bicrements.com/lp/1/images/common/block_05_image_01.jpg

 出典:http://bicrements.com/lp/1/

 

2017年現在のビットコインの発行量については、ヒカルさんのブログがとても分かり易く纏まっていましたのでこちらに貼っておきます。

investor-a.com

 

 

 全て発行されたらどうなるのか?

http://webfor40.net/money/bitcoin#i-5より、一部引用させていただきました。

ずばりビットコインは、

総発行量:2,100万BTC
発行期限:2140年頃

と決まっています。これ以降は発行されないプログラムになっています。
「新規発行されなければ、マイニングする人達もいなくなってしまうではないか!」と思うかもしれませんが、それもすでに想定済みです。新規発行終了後は、取引手数料がマイナー達の報酬にまわされるようプログラムされています。

 ⇒マイニングは出来ないけれど、ビットコインの取引は継続される

新規発行が無くなるだけで、これまでに流通しているビットコインがあるので取引はそのまま続きます。尚且つ、今後ビットコインがもっと認知され世の中に浸透すればビットコインを求める人が増える反面マイニングの難易度は上がっていくので需要>供給によってますますビットコインの価値は上がり、下がらないのではないかとも言われています。

 

ビットコインはまだまだ可能性を秘めた通貨でもあるのですね…!

 

ビットコインの仕組み

ビットコインを支えるものは【P2P】と【ブロックチェーン

ビットコインの大きな特徴として、本来存在する政府や銀行などの管理者が存在しない(非中央集権)という点があります。ここで純粋に(じゃあ、ビットコインって誰が管理しているの?管理する人が居ないなら安全性は大丈夫なの?)といった疑問が浮かぶと思うので今回はビットコインの仕組みについて纏めてみました。

 

ブロックチェーンとは

ブロックチェーンは、ビットコイン・ネットワーク全体が頼る公開取引簿です。確認済みのトランスアクション全てが、このブロックチェーンに記録されています。これにより、ビットコイン・ウォレットは支出できる残高を算出し、新しい取引に、コイン使用者が所有するビットコインが使われたと確認できるのです。ブロックチェーンのこの全体性と発生順は 暗号手法でさらに強化されています。 

 出典:https://bitcoin.org/ja/how-it-works

ブロックチェーン=『誰もが見ることが出来る取引台帳』です。

いつ、誰が誰宛てにどのくらいビットコインを送った。手数料はこれくらいかかった。といった全ての取引の履歴が記録される場所です。効率的に保管するために、取引情報はある程度纏めてブロックという一定の単位に分けられます。このブロックがどんどん鎖状に繋がって追加されるのでブロックチェーンと呼ばれています。

匿名で記録されるので個人情報の漏えいも無く(ビットコインの所有者を特定されない)、誰でも見ることが出来るという透明性が取引情報の正しさの証明になっています。

 

ブロックは10分で一つ作られるごとに、不正や改ざんを防ぐためハッシュ値と呼ばれるブロック全体のデータを示す数値を計算し次のブロックへ組み込みます。ハッシュ値を次へ次へとブロックに組み込むには、ハッシュ値の他にナンスと呼ばれる大事な鍵が必要になります。

このナンスを見つけるためには膨大な計算問題を解かなければならず、莫大な時間と労力がかかる…!そのため、膨大な計算問題を解いてくれた人には報酬としてビットコインが貰えるようになっているのです。ナンスを見つけるための計算問題を行う作業を採掘(マイニング)と呼び、行っている人は採掘者(マイナー)と言います。

そしてこのハッシュ値やナンスを算出し、このブロック大丈夫やで!とGOサインを出せるように承認するシステムがProof of Work『仕事量の証明』と呼ばれています。http://zai.diamond.jp/mwimgs/a/9/-/img_a9af9c44899c099f9cfb798c6e23aa1156041.jpg

 出典:http://zai.diamond.jp/articles/-/180470

 

万が一、改ざんされたブロックが入り込んだとしても改ざんブロックから後のブロックに追加されたハッシュ値が全て変わってしまいます。これはハッシュ値の特徴で元のデータが変わった場合は変わった後のハッシュ値もがらりと変わってしまうからです。

さらにブロックチェーンには最も長いブロックチェーンのみを有効とするルールが設けられているので、ブロックチェーン生まれる⇒ハッシュ値が変わる⇒全て再計算する必要がある⇒処理が追いつかない⇒元ブロックチェーンどんどん長くなる⇒ルールによって偽ブロックチェーン消えるといった流れによって、ブロックの改ざんはとても難しいものになっているのです。

 

 

 

P2Pネットワーク

P2Pについてはビットコインについてでも書いているのですが、Peer to Peer(ピア・ツー・ピア)の略で特定のサーバーに頼らずネットワーク上に存在する端末が相互に直接接続して分散的に通信する方式のことです。

 

このP2Pによって、ブロックチェーンは全世界の様々な端末(ノード)に分散されて共有されています。例えば一つの端末がサイバー攻撃を受けたとしても、他の端末が無事なのでブロックチェーンは簡単に復元可能です。そしてブロックチェーンでお話した膨大な計算にはP2Pで繋がっている全ての端末が関わっているので改ざんしても再計算の処理が追いつかずに改ざん出来ないということです。http://zai.diamond.jp/mwimgs/a/a/-/img_aa563669fcfbe6d02d94ad99b3c77a3264576.jpg

出典:http://zai.diamond.jp/articles/-/180470

ビットコインについて

仮想通貨の話題になると、当たり前のようにビットコインという単語が出てきますね。仮想通貨の代表とも言われるビットコインについてお話してみます。

 

ビットコインとは

Bitcoin(ビットコイン)とは、2008年10月に中本哲史(Satoshi Nakamoto)と名乗る人物がインターネット上に投稿した『Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System(ビットコインP2P 電子マネーシステム)』という論文が全ての始まりです。

内容を要約すると、管理者が通貨を発行する仕組みでは無くネットワークの仕組みを利用してバラバラに処理し、更に暗号化の技術と組み合わせることによってビットコインの信頼性を担保してゆくというものです。この論文の考え方に世界中の研究者やプログラマーが賛同し、2009年1月にはオープンソースが公開され初めてのビットコインが誕生しました。

 

『円』や『ドル』のように通貨単位が設けられており、ビットコイン『BTC』です。1ビットコイン=1BTCと表記されます。

 

ビットコインの主な特徴

 

①政府や銀行などの管理者が存在しない(非中央集権)

 ビットコインは発行する政府、入金や出金を管理する銀行といった中央管理者が一切存在しません。通貨発行・入出金は全てインターネット上で行われます。よって、政府や銀行が原因で引き起こされる問題(インフレやデフレ、銀行が破綻してしまい預けていたお金が消失してしまった…!など)の影響を受けません。但し、裏を返すとビットコインの暴落や盗難といった問題が発生した場合、管理者が存在しないので誰も補償してくれないということにもなります。このような『通貨発行主体が無い』『管理者が不在』の運営方法は非中央集権と呼ばれます。

 

②格安の手数料でいつでも、どこでも、誰とでも簡単に取引が出来る

ビットコインは中央管理者が不在なので、直接個人間で取引が出来ます。そのため従来発生する送金コストがかからず、ほぼ無料に近いような格安の手数料での送金が可能となります。さらにビットコインは世界共通なので、ビットコインの利用に規制が無い国なら両替要らずでどこの誰とでも自由に取引することが出来るのです。

そしてビットコイン送金は僅か10分前後で完了します。これも魅力の一つです。

 

※一般的に銀行の送金は遅く、費用がかかります。例えば、日本円から米ドルへ海外送金をする場合。手数料で4000円~7000円、着金するまでに早くても4~5営業日を要します(・・;)

 

P2Pネットワークを使用している

ビットコインのシステムはP2Pで維持されています。P2Pとは、Peer to Peer(ピア・ツー・ピア)の略で特定のサーバーに頼らず、ネットワーク上に存在する端末が相互に直接接続して分散的に通信することです。P2Pについてはビットコインの仕組みでもう少し詳しくお話していこうと思います。

 P2Pの仕組みによって、ビットコインのデータは世界中の様々な端末に保存されて共有されます。例えば一つの端末がサイバー攻撃を受けてダウンしても、他のたくさんの端末が同じデータを保存してくれているので痛くも痒くもありません。また、万が一どこかのビットコインのデータが改ざんされた場合も、他の端末が改ざん前のデータを保存しているので改ざんされたデータは間違いだ!と消されます。

このP2Pだからこそ、ビットコインの安全性が保たれています。